僕の師匠は凄腕ヒーラー

自信を持てなかった僕に多大な変化をもたらした凄腕ヒーラーからの最高の教えと個人的な気づきを共有します

インナーチャイルドとの向き合い方。抑圧され癒されていない感情を癒す方法

人は誰しも辛い体験や悲しい体験をしているもので、それは例え健在意識では忘れてしまっていても、潜在意識では覚えていて時にそれが原因で心が反応してしまう、そんなことがあります。

 

辛い体験、感情を無視して癒すことなく抑圧すると、潜在意識に沈んでその感情は未解決のまま、癒されないまま、潜在意識の中で存在し続けることになります。まさにこれが「インナーチャイルド」と呼ばれるもので、インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)を抱えたままでいると、過去のあの辛かった体験を繰り返さないよう、自分を守るために大きな「恐怖」や「不安」として反応することになります。

 

誰しもこのインナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)をいくつも抱えているものですが、僕の場合でいうと、「新卒入社して4年半働いた会社で虐められ続けていた辛い体験」がこれの一つに該当します。

 

昨日、自分の中にあったインナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)と実際に向き合い癒すことができたので、今回はそのやり方を誰かに共有して役立てられるように、自分が後から振り返られるように、僕の体験したことをそのまま話を紹介します。

 

インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)が出てきた背景

 

振り返ってみると、インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)は色んなことが日常で重なった結果出てきたように思います。

 

具体的には、

・連日5時間以上残業して心身ともに疲れが溜まってきていた

・上司に「その対応の仕方は全然お客様目線じゃないと思うな」と叱られてしまった

・「お客様との打ち合わせでテンパって恥ずかしい思いをした」

こんな体験が重なっていたのでした。

 

今思えば、これらの体験は、まさに僕が新卒入社して会社で体験した出来事を追体験するような出来事でした。新卒入社した職場では、「毎日15時間以上労働」「毎日のように罵声を浴びせられ叱られ続ける」「ミスして怒られるのが怖くていたるところでテンパってしまう」そんな状況だったのです。

 

つまり、インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)を思いだすトリガーとなるような体験が重なっていたのでした。

 

インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)が出てくる前兆

 

インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)が出てきた前兆を振り返ってみると、それは「なぜか気持ちが落ち着かない」「なんだかすごく憂鬱な気分」として現れていました。この状態が、現れたり、落ち着いたりを繰り返して約1週間ほど続いていたように思います。

 

僕には心のお稽古を指導してくれている師匠がいるのですが、師匠曰く、そうした感情が出てきた時に自分の感情を無視したり、こんな感情が出てきたことを嫌だと思って抑圧しようとしたり、気持ちを紛らわそうとすると、インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)は出てき辛くなるそうです。子どもと同じで、「なんだ話を聞いてくれないんだ、向き合ってくれないんだ」そういう形で出てこなくなってしまうようです。

 

そんな話を聞いていたので、僕はインナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)に話しかけるようにして「出てきても大丈夫だよ」「ちゃんと話聞くからね」と1週間ほど前から胸に手を当てて語りかけていました。

 

インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)が出てくるように取り組んだこと

 

師匠から「自分の感情と向き合うことをするといいよ。逃げたら一生同じ問題が繰り返され続けるよ」と聞いていたので、僕は新卒入社した会社で体験した辛かった出来事を思いつく限りノートに箇条書きにして書き出していました。

 

過去の辛かった体験を思い出して文字にするわけですから、取り組みを始める前はとっても憂鬱なわけで、実際取り組みの前には部屋掃除を始めたり、何か用事を済ませたりと後回しにしていました(テスト前に部屋掃除がはかどるあれみたいな感じかもしれません 笑)。

 

しかしいざ書き出してみると、あんなに毎日辛かった出来事が案外思ったほどは出てこなかったことにびっくりしました。この取り組みもインナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)が出てきやすい状況作りにつながったのだと思います。

 

インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)が出てきて何度も泣きながら声をかけてあげた

 

落ち着かない感じ、憂鬱な感じが絶頂になった祝日の夕方、僕は何もできなくてテーブルに顔を突っ伏したり、目の前のPCを開いて触ってみたり、いや落ち着かないとPCを閉じたりを繰り返していました。そんな行動をいくらかしているうちに今ならちゃんと「インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)と向き合えるかもしれない」そう思った僕は、部屋の電気を消し、カーテンを閉めて目を瞑ってあの時の辛い体験を思い出しました。

 

みんなの前で僕を怒鳴りつけ机をバンバン叩いたTさん、話しかける度に苦虫を噛み潰したような顔で毎日僕に罵声を浴びせてきたUさん、僕の生き方を否定してきたTさん、そんな体験を一つ一つ思い出しては涙を流しました。そして辛かった当時の僕に寄り添うように「辛かったね」「あんな環境で本当によく頑張ったね」「4年半も働き続けて本当にすごいよ」「僕はあなたの味方だよ」そう、何度も何度もそう語り続けました。

 

途中から涙だけでなく、吐き気も出てきました。そして記憶を呼び戻した体験の中で、僕が思っていたことを、当時伝えられなかったことを、怒鳴りつけ罵声を浴びせてきた相手に対して伝えていきました。言いたいことを伝えたところ、それでも相手は怒っていました。

 

けれど「もういいや」「分かり合えなくてもいいや」「僕はあなたたちとは一緒にいられません」「僕は僕のやり方で、やりたいように生きるから」「あなたたちのようには生きられません」そう伝えてサヨナラを告げてきました。

 

涙を流し、目を開けて、水を飲んで、気分が落ち着いたかと思うと、またインナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)が出てきて、また体験を思い出してどっぷりとその世界に浸ってまた号泣しながら感情に寄り添う、これが3回ぐらい続いた(続けないと気分が落ち着けなかった)のでした。

 

インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)は、僕の顕在意識に負荷をかけないように、僕を守るために、ずっと辛かった体験を一人で抱えたまま長い間潜在意識に存在し続けてきました。

 

そんな風に一人で頑張って僕を守ってきてくれたそのことに感謝して「今まで本当にありがとうね。もう今は僕を攻撃してきたあの人たちはいないからもう大丈夫だよ」そんな風に声をかけてあげた時に、安心したように思います。

 

まとめ

さて、今回はインナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)との向き合い方、癒し方について紹介してきました。今回紹介したポイントをまとめてみると、

  • インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)が出てくる前は漠然とした不安が大きくなったり気分が落ち込みやすくなる
  • 過去の辛い体験を書き出してみるとインナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)が出てきやすくなる
  • インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)に対して、「出てきても大丈夫だよ」「ちゃんと話を聞くからね」と呼びかけると良い
  • 辛かった出来事を追体験し、インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)に寄り添って優しい声をかけてあげる、味方をしてあげると「癒える」ことへとつながる

 

ということでした。今回この体験を通じて僕にとっての大きなインナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)一つ癒えたと思うのですが、またそのうち他のインナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)が出てくると思います。

 

ただ、今回の取り組みを通じて、僕の中では「どんな前兆があって」「どんな風にインナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)と向き合えば良いのか」が掴めた気がするので、一皮向けた感じがしています。

 

インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)と向き合う時間はとても辛いのですが、逃げることなく向き合う度に、自分がこれまで感じていた「生きづらさ」がどんどん解消されていくことは間違いありません。逃げ続けていても同じ問題は必ず繰り返しやってきます。

 

毎回同じ問題で苦しんで逃げ続ける、そういう選択肢もありますし、インナーチャイルド(抑圧され癒されていない感情)にちゃんと向き合うことが正解で優っている行動だということではありませんが、僕は心の声を聞き、自分の心とちゃんと向き合うことをしていきたいです。