自分の苦手なことに頑張って取り組んだ結果、誰かに叱られたり、自分のいたならさを実感すると誰だって辛いですよね。「自分はこんなことが苦手だなあ、やりたくないなあ」と誰もがそうした経験はあることでしょう。
僕の最近の出来事でいえば、自分が苦手な営業の仕事を一生懸命行った結果、社外の方から「能力が無いんだったら担当から外れてください」そうお叱りを受けて、主担当を外れることになった出来事があります。
けれど、こうした心が折れそうな出来事は、自分の人生を良い方向に変えるためのチャンスがやってきているのかもしれません。今回は苦手だったり嫌で辛いことをやり続けていると身に起こる出来事の意味についてご紹介します。
努力しても努力してもできない苦手なこと
思い返してみれば、僕はこれまで営業職として仕事を担当してきたのですが、「担当を変えてください」もしくは会社の指示で「担当を変えられる」ということはかれこれ10回ほど経験してきました。なんとか仕事で成果を出したくて、自分を変えたくて、土日関係なく働き、平日は毎日15時間以上働き、そうした働き方を4年以上続けても、「担当を変えて欲しい」そう言われることは起こりました。
そんな出来事が起こるたびに「なんでこんなに僕はできないんだろう」「他人にできることが僕にはできなくてとっても恥ずかしい」「なんとかできるようにしなきゃいけない」そう落ち込んだものです。
自分に合わないことをしていると、自然と引き離す力が働く
さて、一方で、僕には人生の師匠がいまして、その師匠は毎日好きなことだけして生きている、僕から見たらあり得ない人なんですが、その人から見ると、僕に起こっている出来事は次のように解釈できるようです。
「自分自身に本当に合わないことをやっている時には、自然にそこから引き離すように力が働く。例えば、悩んでたり嫌だけどたまにいいことがあるからもうちょっと頑張ってみようかな、みたいに続けてることがあったら、今回の出来事のようにガツンと自分に向いてないことをわからせてくれる出来事が必ず起こる」。
「だから私としては、あなた(僕のこと)にとって良い力が、つまり、あなたの人生がうまくいくように力が働いたんだと思う。自分に合わないことはやらない、向かないことはやらない、嫌なことをやらずに好きなことだけをやる。このチャンスがやってきたんだと思う」。
「今、あなたは毎日「俺はすごい」「どうせ愛されてるし」って呟いてますよね?
※僕は現在「俺はすごい」「どうせ愛されてるし」を毎日呟き続ける取り組みをしています
「嫌な仕事は断るように行動を起こし始めていますよね?」そうやってあなたが行動してるから、その動きを後押しする力が、そういう生き方をできるチャンスが今やってきているんだと思う」
このように師匠は言っていました。
僕にはこの内容を受け入れるのに数年が必要だった
以前の僕だったら、この話を聞いて、「何を勝手なことを言っているんだ」「できないことは恥ずかしいことだからこんな自分が許せないし情けない」、そう思って憤慨していたと思っていたことは間違いありません。
師匠と出会ってから数年が経ちますが、実際にこれまで何度もこうした話は聞いてきた物の、僕自身受け入れられずに何度も喧嘩していました。はらわたが煮え繰り返るほど、怒っていました。
しかし今回は自然と受け入れることができました。なぜなら、「俺はすごいしどうせ愛されてるから、別に自分がしんどいと思っていること、やりたくないと思っていること、できなくていいじゃんか。できなくても僕には価値があるんだから」と不思議と思うことができたからです。
僕自身、そんな風に思えるようになった自分に正直驚きを隠せません。
まとめ
さて、今回は苦手だったり嫌で辛いことをやり続けていると身に起こる出来事の意味について紹介してきました。ポイントをまとめてみると、
・自分に合わないことをしているとそこから引き剥がすように力が働く
・引き剥がす力は、自分が好きなことだけをして生きられるようにチャンスをくれている
・こうした現実を受け入れるには人によっては数年以上がかかる場合もある
ということでした。とはいえ、こうやって師匠から言われたことを自分の血と肉とするために文章にまとめている僕ですが、まだまだ仕事の依頼をできるだけ断ったり、嫌なことをやらないように徹底する、ということには現在苦戦中です。
今回師匠が教えてくれたことを実践し、少しでも日常の時間から「自分がやりたくないこと、苦手なこと」をする時間を減らし、心穏やかに生きていけたらいいですよね!!