僕の師匠は凄腕ヒーラー

自信を持てなかった僕に多大な変化をもたらした凄腕ヒーラーからの最高の教えと個人的な気づきを共有します

不安/恐怖は過去の体験が原因。思考癖の自覚が人生を変える

「どうして自分はこんなにダメなんだろう」そんな風に思ってしまって悲しくなることってありますよね。失敗してしまった時、叱られてしまった時、他人と自分を比較してしまった時、そう感じるシーンは人それぞれあることでしょう。

 

そんな風に自分を卑下して考えてしまう時は、過去の自分の辛かった体験と無自覚に重なっているもので、同じような体験をしないために、自分の心が反応しているように思います。過去にこんな行動をして辛い目にあったから「こんな行動をしたらまた同じ状況がやってくる、怖い」そんな風に無自覚に心が反応します。

 

今日、僕にもそんな心がビクビクと震えて自分を卑下したくなるそんなシーンがやってきました。

 

具体的には、お客様の要望を整理してエンジニア(プログラマー)に伝えるという仕事を僕はしています(エンジニアとしての経験が一切無いのに)。そんな僕は、システム開発に必要な情報をうまく伝えることができずに「エンジニアの手を無駄に動かしてしまった」という失敗をしてしまいました。

 

そんな失敗をした時に僕は、「エンジニアとして経験がなくてわからなかった。ごめん」という言葉をエンジニアの前で発してしまったのですが、その言葉に対してエンジニアから、「エンジニアとしての経験の有無は今回のミスは関係ないよ」とか「前に指示されたように対応してたけど、どうして前と言ってることが変わったの?」「お客様はどう思ってるの?」という言葉をもらうことになりました。

 

エンジニアが発したこの言葉には一切責めの意思は入っておらず、それは今僕が思い返してみても彼らの表情だったり言葉のトーンから確信を持つことができます。しかし、エンジニアが発した言葉を聞いた僕は非常に動揺してしまい「自分の無能さが恥ずかしい」とか「だからお客さんと接する仕事を僕はしたくないし嫌いなんだ」と思ってその場では泣きたくなるほどでした。

 

時間が経って、今日の出来事を振り返りながら文章にしている今でも心がかなり動いて顔がくしゃくしゃになります泣

 

端から見たら、「こんなことで落ち込むなんてどゆこと?」そんな風に思われるかもしれません。しかし、これは僕が経験した過去の体験にとても重なっていて僕の中に恐怖感を芽生えさせました。

 

その過去の体験というのは、僕が前職で経験したことです。

 

当時デザイン、出版会社の営業だった僕はお客様との打ち合わせ後に、帰ってきて社内のデザイナーに情報に伝えたり、こういうものを作って欲しいという依頼をする仕事をしていました。しかし社内の打ち合わせでは毎回「お前の言ってることは理解できない」だとか「お客さんはなんて言ってたんだよ?」「お前頭大丈夫か?」「こいつは病気だから仕方ないよ」と苦虫を噛みつぶしたような顔で眺められ、怒鳴られてばかりでした。

 

その体験が非常に辛く、今でも思い出すだけで身体中が強張り、頭の中が真っ白になって怖い気持ちでいっぱいになります。今考えると僕は社内の人から虐められていたようなのですが、当時の僕は精神的にかなり参っていたようで、ひたすら「自分の能力が低いからだ」「自分が無能だから悪いんだ」と思って、虐めらていることには気づくことができませんでした。

 

こうした過去の辛かった体験があるからこそ、今日の何気ないエンジニアとのやりとりが僕には非常に辛く、心が非常に動揺してしまったのでした。こうした過去の体験と似たようなケースでは「また同じような状況になるんじゃ無いか」そんな不安から過去の思考パターンが蘇ってきて、過去と同じように自分を卑下してしまいがちなのですが、これは心の癖と言えるでしょう。

 

しかし「癖は直ります」。これは僕が尊敬している師匠から教えてもらった言葉です。

 

そしてこうした生きづらさの原因となっている手放したい癖を直すには、自分が癖を発症した時に、「これは癖なんだ。癖は治る」そう思う体験を少しずつ重ねていくことで、現状はどんどんよくなっていくようです。これも僕の師匠から教えてもらいました。

 

自分の癖が発症した時にはどうしようも無いほど不安や恐怖に飲み込まれて何もできないのが普通だと思うのですが、少しずつ上記の努力をしていくことで現状が改善されていくとのことです。「そうは言っても難しいよね。できないから困ってるんです」なんていう言葉はとても聞こえてきそうですし、僕も昔よくそう思っていました。

 

しかし、何度も辛くて泣きながらも(隠れて)こうした取り組みを少しずつですがやってきた結果、今はほんのすこしだけですが、自分の癖を客観視できるようになってきているのでは無いかと最近の自分は感じています。

 

過去の体験を思い出したり、日常を生きていると「辛い、もう嫌だ」そんな気持ちで投げ出したくなる日がたくさんことは事実ですが、心の癖を手放すことでもっと生きやすく、もっと豊かになることを信じて、心のお稽古を続けていきたいと思います。

 

また、話はすこし変わりますが、自分の卑屈な内面を変えるために「俺はすごい」「どうせ愛されてるし」という言葉を毎日呟くという取り組みを続けて今日で31日目となりました。この言葉を呟き続けることで内面を変え、時に気持ちが動揺した時にはこの言葉を何度も唱えることで不安や恐怖に飲み込まれることを回避していきたいです。