僕の師匠は凄腕ヒーラー

自信を持てなかった僕に多大な変化をもたらした凄腕ヒーラーからの最高の教えと個人的な気づきを共有します

豊かさを手に入れる方法。人に頼る、助けてもらう、教えを請う

「他人に頼るのが苦手」「一人で頑張ってしまいがち」そんな人は意外に多いと思います。自分の力だけで目の前の問題を解決しようとするのは一見素晴らしいことのように見えたり聞こえがちですが、この在り方こそが人生をよりしんどくしたり、辛いものしてしまう原因となっているかもしれません。

 

「他人に頼るのが苦手で自分一人でひたすら頑張ろうとしてしまう」そんな癖を抱えている僕は、やりたいことだけして生きるライフスタイルを確立している師匠と話をしていて「他人に助けてもらう」というテーマで話が展開していきました。

 

そこでの話が極めて価値の高い内容だったので、今回はその話を紹介していきます。

 

助けを求めるのが苦手、教えを請うのが苦手な自分

 

師匠との具体的な話に入っていく前に、まず僕という人間についての話から触れていきますが、前述したように僕はなんでもかんでも自分の力で頑張ろうとしがちな癖があります。そんな姿勢は「責任感の強い頑張り屋さん」と聞くと聞こえはいいのですが、この性質は仕事では問題を起こしやすいです。

 

具体的には、一人で対処しようとするがために他人への相談が遅れたり、助けを求められないから自分で云々と悩み続けたり、引き受けた仕事に一向に手がつけられず依頼主に迷惑をかけてしまったり、、、と書き出したら切りがありません。

 

こんな性質は大人になってから身につけたものではなく、振り返ってみれば昔からずっとそうだったようです。中学野球部時代にコーチや監督に教えてもらおうとせずに一人で努力し続けた、受験勉強は塾に通わずに一人でできると思って独学をし続けた、社会人になってからは自分がどれだけ忙しくてしんどくても他人に助けを求めずに徹夜して作業を終わらせる、などなど。

 

こんな風に、昔から僕は他人に教えを請おうとしたり、助けを求めようとしてこなかったのでした。

 

今まで一人で頑張ってきたことは何一つうまくいかなかった

 

振り返ってみると、そんな自分の取り組みは全くといっていいほど次のようにこれまで何一つとして満足のいく結果を僕にもたらしませんでした。

 

中学野球:1年間に360日以上練習し続けたが、思うように成果を出せず友達から「なんでそんなに努力してもできないの?」や「下手くそ」と馬鹿にされて悔しい思いをすることに。コーチや監督とあまり仲良くなれず、教えを請わずずっと一人で練習をした。

 

大学受験:1日10時間の勉強は少ないという感覚になるほど毎日勉強をしたり、受験前は入浴を2日に1回にして時間を節約してまで勉強するなどしてきましたが、結局最終的に僕が入学したのは偏差値50~55の大学でした。親から「塾に行ってもいいよ」と言われても、頑なに一人で勉強はできると思い独学をし続けました。

 

社会人:1年間で仕事をしない日は10日以内、繁忙期には1週間布団に入らず仕事をし、1日15時間を超える勤務を4年半以上、そんな働き方をした最終的な僕の月給は額面で22万円、ボーナス8万円でした。頑張ることが目的化し、先輩の良いところを学び、教えてもらおうとする姿勢に欠けていました。

 

このように、必死に僕が限界まで頑張って一人でやってきたことは、何一つうまくいかなかったのでした。

 

なぜ、助けを求められないのか、教えを請うことができないのか

 

こんな風に僕が「助けてください」「教えてください」と言えなかったのは、僕の心の中に「助けを求めたり教えてくださいとお願いしたら、相手に嫌がられそうで怖い、迷惑がられそうで怖い」という思いがあったからでした。

 

その不安を突き詰めていくと結局は「自分が愛されてない」そんな風に自分で思っているからこそ、相談にいけなかったのだと思います。相手から「愛されている」と確信が持てていれば、「お願い事をしても嫌われない」、「嫌がられない」そんな揺るぎない安心感がありますから、どんどんお願い事や頼み事ができるわけです。

 

人は頼られたい、教えたい、関心を持たれたい、という欲求を持っている

 

こうした僕の体験談や性格を知った師匠は、衝撃的なことを言いました。

 

師匠:あなたの人生が上手くいかない全ての元凶は、「人に聞かない、人に頼らない、自分でなんとかしようとする」絶対にそこだよ。そしてうまくいかないのは決してあなたの能力が低いんじゃなくて、他人に頼ろうとせずに一人で頑張ろうとする、その姿勢が原因だよ。自分独りでは経験がないから上手くいく方法がわからないし、間違った方法で努力しても上達しないどころか逆に悪くなるからね。

 

師匠:そして人は基本的に思っていることを誰かに「シェアしたい」「教えたい」という欲求を持っているから、他人から質問されたり頼られたりすると嬉しく感じる生き物なんだよ。また、自分に関心を持たれることを嬉しく感じるものだし、頼られたら気持ち良く思うものだよ。

 

師匠:だからね、例えば「あなたみたいになりたいです!教えてください!」そんな風に言ってくる相手や、自分に関心を持ってくれる相手のこと、甘えてくる相手のことはかわいくて可愛がってくれるものなんだよ。

 

師匠:逆に全部自分で頑張ってやろうとする人は、他人に教えを請おうとしたり、他人に頼ったりしないから可愛がられない。例えば考えてみて欲しいんだけど、「あなたみたいになりたいので教えてください」と質問してくる後輩と、「助けは入りません」「頼りません」という空気を出して一生懸命本を読んだりして一人で努力してる後輩、どっちがかわいい?どっちを応援したいと思う?

 

師匠:後者の後輩はどんなに一生懸命でも、残念ながら他人からは可愛げがなく映るものなんだよ。だから覚えておいて欲しいんだけど、1人で頑張ろうとしたり、自分でなんでもやろうとしたら、それは不幸の道の始まり、うまくいかない道の始まりだよ。

 

師匠:あなたが中学野球部時代にずっと一人で頑張るんじゃなくて、もしもコーチに対して「上手くなりたいんで教えてください!」そう教えを請いに行ってたら、絶対にうまくいってたよ。コーチは「教えてください」なんていう風に言われたら、あなたのことを「可愛いやつだな」と思うし、応援したくなるからね。

 

師匠:私の体験を一つ話すと、私は幼い頃に母親から異常なほど厳しく接しられ続けてきて、ずっと「私は母親に愛されていない存在なんだ」と思い続けてきた。だから、例え自分が母親のことが好きでも、自分から母親に抱きついたり甘えに行ったりすることができなかった。愛されてないと思ってたからね。

 

師匠:母親は怒った時には、私の身の回りの家事を一切やってくれず、1週間口も聞いてくれなかった。そんな状態だったから私は幼い頃から自分で料理や洗濯をするようになった。母親は逆に飼い猫に対してはとても愛情を注いでいた。

 

師匠:ある時、母親は「あんたはいつも反省が足りなくて可愛げがない」と私に対して怒ったことがあって、それで気づいた。猫はすりすり自分から近づいていくけど、私は決して自分からは母親に近寄っていかずになんでも自分一人でできるように努力してきた。だから私が幼かった頃に、自分が頑張って一人でできるようにするんじゃなくて、母さんに自分から助けを求めていれば、くっついていけば、母親は私のことを許して、可愛がってくれたと思う。

 

師匠:だから大事なのは、他人に助けてもらうことなんだ。あなたは今まで他人に助けてもらおうとしてこなかったから、他人にどうやって助けてもらったらいいのかわからないこともあるかもしれない。でもそれは今まで、あなたが「助けて」を他人に求めてきていないからわからないだけ。つべこべ言わずにわからなくてもやってみるのが大事だからね。他人に頼るのは自然にできるようになっていくよ。

 

頼ったことに対して攻撃的な反応をされたら温かく見守れば大丈夫

 

師匠:ただ、あなたが他人に「教えてください」「助けてください」そんな風に頼った時に相手から「それくらい自分でやれ」と言われたり、怒られたり、そんな攻撃的な反応が帰ってくる場合もあるかもしれない。でも、そんな風に言われた場合には自分に非があるとは決して思わなくていいから大丈夫だよ。そしてそんな相手には次からは頼ったり、質問しなくていい。

 

師匠:それは決してあなたが悪いんじゃなくて、単に相手の問題だからね。そういう人は今まで自分で頑張って1人で努力してやってきた人なわけで、「自分は自分でやってきたからこそ、人から頼られるのが許せずにとても嫌だ」と感じるているだけ。

 

師匠:自分は愛されていない存在だし、自分の価値を証明するには頑張らなきゃいけないと思って、頑張り続けてきたガラスのハートを持っている人なんだよ。 だから頼ってことに対して攻撃的な反応になる相手に対しては「一人で必死に頑張り続けてきた人なんだな」という温かい目で見たら大丈夫だよ。

 

師匠:逆に本当に自信のある人、つまり自分は何もできなくても存在しているだけで価値がある、と心から信じている人は、他人から頼られることを悪いとは決して思わないし、自分が他人に頼ることも決して悪いとは思わないんだ。そしてそういう人には必ず豊かさがやってくるよ。

 

まとめ

 

さて、今回は「他人に助けてもらう」というテーマで話を紹介してきました。今回取り上げた内容は僕にとってはかなり衝撃的で、自分の人生が上手く行かないカラクリを知れて本当に衝撃的でした。ポイントをまとめます。

 

  • 独りで一生懸命頑張っても上手くいかない
  • 人は頼られたい、教えたい、関心を持たれたい、という欲求を持っているので頼るほど相手から可愛がってもらえるし助けてもらえる
  • 自分が愛されていないと思っていると人に頼ることができない
  • 頼った時に攻撃的な反応を返す相手は「独りで必死に頑張り続けてきた人」なので温かい目で見守れば大丈夫

 

今まで独りで一生懸命やってきたことは全く上手くいきませんでした。しかし人生を思い返してみると非常にうまくいったケースが一つありました。それは、僕は高校生から剣道を始めたのですが、当時は上手くなりたい一心で先生や先輩、同期に教えてもったり、質問することをしまくっていました。

 

よく血尿が出るほど毎回稽古をし続けた僕は、剣道を初めて半年後、同期の中で二番目の実力者になっていました。ただ、質問する回数が減ってからは成長角度が下がっていたように思います。

 

他人に「頼る」、「助けてもらう」、「教えを請う」。この3つを大事にこれから生きていきたいです。