僕の師匠は凄腕ヒーラー

自信を持てなかった僕に多大な変化をもたらした凄腕ヒーラーからの最高の教えと個人的な気づきを共有します

頑張りたいから頑張っている自分に気づいた件

自分の価値を感じられなくて、他人から認められたくて頑張ってしまう。自己肯定感の低いほどそんなふうにたくさん頑張ってしまう傾向は強いと思います。昔の自分はその傾向が非常に強い人間でした。

 

最近はお客様への提案書作成で仕事が忙しくなってしまい、他のタスクの対応も含めてどんどん自分が頑張るという状況に陥っていたのですが、そんな状況の中で、「なんで自分は頑張るのが嫌だと言いながら、今頑張っているんだろう?」「何のためにこんなに頑張って仕事をしているんだろう?」そんなふうに自問自答するタイミングがありました。

 

そんな自問自答から出てきた答えに驚いたのですが、自分は「自分ががんばりたくて頑張っている」という事実でした。どうしてこの気持ちを持っているかという内面を見てみると、「お客様に提案する際には自分なりに納得のいくものを提出したい」というこだわる思いがありました。

 

単なる提案書ではなくて、「うちの会社に発注してくれるための理由作りはこれで十分か?」「この提案書の内容で本当に受注できるのか?」そんなことを考えてできる限りの対応を続けました。

 

なかなか良い考えが出て来ずに行き詰まったときには、一旦退勤打刻を押して散歩をしながら考え続けて良いアイディアが出てくるのを待ったり、紙に書き出して思考を整理していったり、本屋へ行って参考になりそうな書籍を探してみたりと取り組みました。提案書に使えそうな書籍を購入し、その書籍の内容を提案書へ落とし込んで自社の知識の豊富さやコンサルティング力があることなどの表現を試みたり、受注確度が高まりそうな内容は思い付く限り提案書に盛り込みました。

 

正直なところ、ここまで対応しなくても、一生懸命頑張らなくても、誰も僕を責めないと思います。「自分が頑張りたいから頑張っている」そんな風に前述して、途中は若干楽しくなったりもしていたのですが、こんな風に自分が頑張ってしまう背景には前職での経験がかなり影響しているような気がします。前職では、受注すれば100、失注すれば価値0という厳しい環境にありました。

 

「それで本当に受注できるのか?」「失注したら責任取れるの?」そんな風に繰り返し問われ続けて毎回苦しい思いをしてきました。そんなふうに教育され続けてきた僕にとっては、やはり中途半端な提案をするということが考えられないことで、癖でどうしても頑張ってしまっていたようなのです。

 

自分が提案書作成に没頭していた日の夜に、電気を消して布団に横になった時に天井を見つめながら、「こんなにがんばらなくてもいいのに、自分が頑張りたいから頑張ってるんだなあ」「前職からのきっと癖なんだなあ」とそんなことを思いました。

 

今僕が当たり前にしている、これだけのクオリティーは担保しないといけないという提案書に対する「当たり前」を一度崩してみることは、僕の世界を広げることになる、豊かな世界で生きるためにはやったほうが良いことなんだろうと思っています。けれどもそれをやるには周りから怒られるんじゃないかとか、冷たい目で見られるんじゃないかとかそんなような不安があります。

 

ちゃんとこの問題に向き合うまでは一生自分に問題として付き纏います。どこかのタイミングで妥協した提案書を一度作ってみるという挑戦をしてみたいです。そうして自分の世界を広げていきたいと思います。