現在4連休中ということで実家に姉の家族がやってきています。僕もちょうど実家にいるので、今日は姉の子ども二人と外に出かけてきました。きっかけは5才の甥っ子と3才姪っ子が「カエルを捕まえたい」と言ったことで、そのガイドとして僕がこの辺だったらいるんじゃないか、と二人を案内、兼、見守りすることになりました。
約2時間、田んぼや用水路といった地元の水のあるところを案内しながら回っていきました。
心の声に従って生きる
子どもたちを見ていて思ったのは、彼らはどんなことも楽しんですごしている、ということで改めて子どもはすごいなあと感心しました。道端の草、空の雲、トンボ、蝶々、カエル、カニ、、、、目に入るどんなものにも興味を示して楽しんでいるのが伝わってきました。
僕も昔はそんな風に楽しく毎日をすごしていたことは間違い無いのですが、いつから今みたいに「やりたいことがわからない」だとか「何をしてても楽しくない」そんな風に思うようになったのかと考えてみると「頭を使い始めてから」だと思いました。
「しなきゃいけない」「これをやった方が得する」そんな風に頭で考えて行動ばかりをするようになってから、純粋に彼らのように楽しめなくなった気がするのです。今の社会はロジカルに考えて行動することを良しとする風潮がありますから、かなりの多くの人がひょっとしたら僕と同じような状況に陥っているのかもしれません。
いつもお世話になっている精神的にも経済的にも豊かな師匠は「豊かに生きるには頭じゃなくて心の声を聞くことが大事」そう言っています。子どもたちの生き方がまさにそれで、今日は彼らが僕にそれを示してくれたんだと思います。何を食べたい?今何をしたい?まだまだ中々難しいのですが、子どもたちのように心の声に従って生きられるように日々自分の直感を大事にしたいと思います。
視点を変えると違う世界が見える
子どもたちと一緒にすごして思ったのは、視点を変えるだけで違う世界が見えるということでした。普段は絶対に立ち止まらない用水路の中をじっくり眺めてみたり、田んぼを眺めてみると、いつもは全く気づかなかったものが見えたのでした。
用水路の中に見たこともない生き物がいたこと、大きな毛虫、予想以上にカニがたくさんいる、てんとう虫など、いろんな生き物に出会いました。ランニングをしたり、自転車や自動車で移動しているだけでは僕たちは決して気づかなくて、人間が中心の社会だと当然ながら思ってしまうのですが、今日は本当にたくさんの生き物が身の回りにいるんだなあということを実感してほっこりしました。
地球で一緒に生きている仲間がたくさんいるんだなあと改めてそれを感じてなんだか温かい嬉しい気持ちになりました。こんな世界に生きていられることに感謝していきたいです。
内面の変化
今日は2時間子どもたちと一緒にいたのですが、そのときに自分の内面の変化を実感することができました。これまでの僕は「努力しなきゃいけない」「成長しなきゃいけない」常にそうした強迫観念に襲われていたので、昔甥っ子の面倒を見ていたときには「勉強しなきゃいけないなあ」とか「もうこんなに時間経っちゃったよ」と自分の使う時間のことばかりを気にしていて心が休まりませんでした。
しかし今日の場合は、子どもたちと一緒にすごしながら周りを見渡したり生き物を見たりして、地元は綺麗だなあ、とかたくさんの生き物がいるなあ、などと心穏やかな状態ですごすことができていたのでした。自分が今この状態になれているのも毎日「俺はすごい」「どうせ愛されてるし」と呟き続けているからだというのは間違いありません。
子どもたちとそんな風に時間をすごせるのは素晴らしいことだと思います。改めて今日の体験を通じて自分の内面が以前とはかなり変わってきていることを実感しました。
さて、この記事では色々と書いてきたのですが、まとめると、「心の声に従って生きること」「たくさんの生き物と一緒に僕たちは生きているということ」「内面を変える言葉を呟き続けていくこと」この3つを大切にこれからもすごしていきたいと思った1日でした。
P.S.
カエルは捕まえず眺めるだけでみんな満足できました^^