僕の師匠は凄腕ヒーラー

自信を持てなかった僕に多大な変化をもたらした凄腕ヒーラーからの最高の教えと個人的な気づきを共有します

日常のふとした違和感から自分の内にある怖れを突き止める

人に嫌われるのが怖くて、いつもニコニコしている、波風立たないように無難にやり過ごしている、言いたいことを言わない、そんな人は結構多いかもしれません。何を隠そう、そんな怖れを抱えて生きているのがこの僕です..汗

 

自分の内にある怖れを突き止めることができれば、自分がどうしてその怖れを持つことになったのか?なんで怖いと感じるのか?どうなりそうで怖いのか?がわかってくるので、その怖れが単なる自分だけの心の癖だと気づき、怖れを感じなくて済むように変えていくことができます。当然変えられたら、今とは段違いの心穏やかな日々をすごすことへとつながります。

 

自分がどんな怖れを抱えているかに気づくきっかけは、日常にいくらでも転がっているわけで、そのキーになるのが「日常の中でふと感じた、違和感やモヤモヤ、不安」です。

 

近頃、どうもモヤモヤがたくさん溜まってきていて調子が悪い気がしているので、今回は「日常の中でふと感じた、違和感、モヤモヤ、不安」を整理して内観していきたいと思います。

 

日常で感じた違和感

 

日常で感じた違和感やモヤモヤ、不安を書き出して眺めてみると、共通点が見えてきてそこから自分がどんな怖れを持っているのかを見つけるきっかけになることが多いので、まずは書き出してみることから始めます。

 

<日常で不安に感じた瞬間とその時の内心>

①オフィスに出勤した時、オフィス内の同僚全員に対して「おはようございます」と玄関で言う瞬間が毎回とても不安になる。同僚が無反応だったらどうしようとか、ちゃんと受け入れてもらえるかな?とか、挨拶の度に不安を感じている

 

②外出のためオフィスの席を長時間あける際には、オフィス内のみんなに「◯◯に行ってきます」と玄関で伝えるのですが、毎回その瞬間不安になる。誰も返事を返してくれなかったらどうしよう、とか、どうだっていいって思われてるんじゃないかとか、「うるさい」って思われてるんじゃないかとか、そういう感情が出てきてしまって、言う瞬間がとても怖い

 

③残業をせずに仕事をあがる時(例えば18時)に、オフィスのみんなに「おつかれさまです」と言うのが怖い。「もっと仕事をしろ」だとか「仕事を後回しにするな」とか、「仕事をちゃんとやり切ってから帰れ」など、誰かから非難されそうで怖い
 
④同僚に対して相談事がある時、声をかけるのが怖い。声をかけることで相手の作業を中断させて迷惑がられたり、怒られたり、嫌な顔をされるんじゃないかと不安。そして、相談した時に「何を言っているのか意味がわからない」とか「俺の時間をとるな」と思われたり、怒られそうで怖い
 
⑤忙しくてお昼休憩が遅くなってしまった時(例えば16時半からお昼休憩に行く)に、「お昼行ってきます」とオフィスの同僚に伝えるのが怖い。伝えることで、「忙しいアピールをしてる」とか「忙しそうにしていて仕事ができないやつやな」とか、そんなふうに思われるようで怖い。
 
⑥お客様とのmtg中に緊張して理解が追いつかなかったり、発言ができなかった時、自分がここにいて意味があるのか?存在してもいなくても同じではないか。自分は能力が低いダメ人間では?と感じてしまって、すごく不安になる。
 
⑦同僚との会話の中で聞き取れない言葉が何度もあった時、何度も繰り返し聞き直すのは、相手を不快にさせてしまうんじゃないか、怒らせてしまうんじゃないか、耳が悪いと思われるんじゃないか、理解力がないと思われるんじゃないかと思って聞き直すのが怖い。それで聞き取れなくても聞き取れているかのように質問せずに頷いてしまう。その時はすごく自分が疲れてしまう。
 
⑧自分よりも遅く出社してきた同僚に対して、内心冷たい態度をとってしまいたくなる感情が出てくる。「自分が無理して頑張っているのに、なんであなたはそんな楽ができるの?」と腹が立ってくる。そしてそんな豊かさとはかけ離れた考えを抱いている自分を知って、また悲しくなる。
 
⑨予算を増やせないにも関わらず、依頼される側の苦労を一切考えず好き勝手に「これをやって欲しいです」と言ってくるお客様の発言を聞くと腹が立ってムカッとする
 
⑩打ち合わせ中に「騙されたし」とか「金額高っ」とかそういう発言を平気でするお客さんに対して腹が立つ
 
 
さて、ここまで書き出してみて、色々なことが見えてきただけでなく、自分の器の小ささも丸わかりで恥ずかしい気持ちにもなってきます...汗 やっぱりモヤモヤを実際に書き出してみることの効果は非常に大きいです。
 

日常の違和感、モヤモヤ、不安を眺めてみてわかること

次は、書き出してみてわかったことを整理していきます。
 
・①と②から:他人に受け入れられたい、存在を認められたい、人に嫌われたくない、という欲求を持っている。その確証を得られない時にとても不安になる。他人から受け入れられることで、認められることで、好かれることで初めて自分の存在価値を認めている
 
・③から:前職では早く帰れて21時以降で、それ以前に帰るとみんなから冷たい目線で見られる空気感があった。また、「仕事が終わるまで帰るな」「終わらないなら徹夜しろ」と怒鳴られてきた体験もあって、残業せずに退勤すると、今の職場でも同じように責められるんじゃないかとビクビクしており、単に前職体験の幻影に悩まされているだけ
 
・④から:前職で相談したくて声をかける度にすごく嫌な顔をされたり、「何を言っているのかわからない」と怒られたり、「自分の時間を返せ」と怒鳴られてきた体験を引きずっていて、また同じ体験をするのではないかと怖がっている。これも前職での体験の幻影に囚われているだけ
 
・⑤から:前職で「いつも忙しそうにしている」だとか「社内で一番忙しい男」と皮肉を込めて周りから笑われていたので、またそんな風に言われるんじゃないかと思って怖がっている。これも前職での体験を引きずっているだけ
 
・⑥から:「発言しないなら会議に参加しなくていい」だとか「お客様に何らかの価値を提供できないなら、存在価値ない」と前職で強く言われてきた経験があって、それをお客様からも思われているかのように思ってとても不安になっている。けれど、転職してから今まで、自分が発言できなかったことで自分を責めてきた人は誰一人としていなかった。前職での体験を思い出して、自分の頭の中で反芻することで自分が勝手に不安になっているだけ
 
・⑦から:他人を不快にしたくない、他人を怒らせて嫌われたくない、理解力が低いやつと思われたくない、理解力がないのは恥ずかしいこと、見捨てられたくない、自分と感じている。
 
・⑧から:自分が仕事を日々我慢して頑張りすぎているから、他人が楽をしているように見えてしまって他人を許せない気持ちが湧いてきている。自分が他人を頼ろうとしていないから、助けてもらう機会を他人が提供できなくて、どんどん苦しくなって勝手に一人で拗ねている
 
・⑨から:前職で、お客様の要望をデザイナーに依頼するときによく叱られた経験があって、その度に嫌な思いをしてきたから、自由に要望を発言する人物に対してイラっとしている。前職では「なんで?」とか「考えが浅すぎる」と突っ込まれることが多くて、ちゃんと考えてから発言をしなければいけないものだと思うようになった。自由にポンポン言う相手は、自分の持っているこの「ちゃんと考えてから発言しないといけない」というルールを破っているから、自分が反応してしまっている
 
・⑩から:人を不快にしないように、嫌われないように、自分はいつも配慮して絶対にやらないようにしていることを、平気でやっている人を見ると、その自分ルールを破られて、それで「許せない」「アイツあり得ない!」という感情が出てきている 
 
と、ここまで書き出してみると、やっぱり全部自分の過去の体験が影響して、無意識のうちにそれを心が思い出して反応していることがわかります。環境が変わって人も状況も変わっているのに、また同じような目にあうんじゃないかと自分の心だけが反応してそれで不安や怖れといった感情が出てきている、ということがよくわかりました。
 

不安や恐怖を手放すために

 
これらの不安や恐怖を払拭していくためには、「あ、、やっても大丈夫なんだ。これしてもいいんだ」という体験や「あ、、やらなくてもいいんだ。できなくてもいいんだ」という体験を、実際に積み重ねていくことだと思います。
 
・他人から承認をもらわなくても大丈夫なんだ
・早く帰っても大丈夫なんだ
・人に相談して頼っても大丈夫なんだ
・見捨てられても大丈夫なんだ
・理解できなくても大丈夫なんだ
・価値を提供できなくても大丈夫なんだ
・頑張らなくても大丈夫なんだ
・浅はかな発言をしても大丈夫なんだ
・他人に嫌われても大丈夫なんだ
・人を不快にさせても大丈夫なんだ
 
そんな「大丈夫なんだ」を積み重ねていくことで、これまでビクビクオドオドして凝りに凝り固まった心がだんだんとほぐれていきます。
 
そんな「大丈夫なんだ」を手に入れるための具体的な行動としては、
 
・残業を一切せずに早い時間に退勤してみる
・仕事を頑張らない。手を抜く、かつ他人にできないと頼ってみる
自分が他人の前で言わないようにしている言葉(高っ、とか、騙された!)とかを他人の前で言ってみる
・相手の苦労を考えず好き勝手要望を言ってみる
・思いつきで適当な発言をしてみる
・聞き取れない場合は人に迷惑をかけてもどんどん話を遮って質問する
・他人に相談して迷惑をたくさんかけてみる
・「認められなくていい」「受け入れてもらえなくてもいい」と言葉に出して呟いてみる
 
ということになるのでしょうか。
 
正直、最後の言葉に出すワーク以外、やるのがとても怖いです...泣。他人に迷惑かけるぐらいだったら自分が辛い思いして頑張った方が楽だ!!と自分が思っていることはよくわかりました。
 
けれど、実際にやってみて「あ、大丈夫なんだ」という体験をすることで、視界が開け、価値観が変わり、人生が変わっていくはずです。いやー、しかし怖いです。。。一番ハードルの低いやつからやってみようと思います...汗