僕の師匠は凄腕ヒーラー

自信を持てなかった僕に多大な変化をもたらした凄腕ヒーラーからの最高の教えと個人的な気づきを共有します

本音を言えると心が癒える。ムカムカする相手に伝えたこと

どうも相手のここが気に入らない、なんかムカムカしてしまう、そんな体験は誰にでもあると思います。いろんな人と接する機会の多い仕事ではそんな機会が一番多いかもしれません。

 

今日は、そんなムカムカしてしまうような相手に対して、相手を決して責めることなく、本音を伝えたことで、自分の心が楽になっただけでなく、相手との関係が深まった、という出来事があったので文字にまとめておこうと思います。

 

僕がムカムカ、イライラしてしまうこと

 

僕は他人に仕事を依頼する場面がよくあります。依頼をする時に僕が心掛けているのは、依頼事項をしっかりと整理して、伝えたいことが誤解なく相手に伝わるように文字にして依頼する、ということです。いつもそんな仕事をしているのでよく「仕事が丁寧」と言われることがあります。

 

それはさておき、そうした依頼の仕方をした時に、毎回修正漏れや対応漏れ、配慮不足などのアウトプットを出してくる同僚がいまして、僕はその同僚の働きぶりに対して毎回イライラしていました。仕事が無責任すぎて、許せない、という感情が湧いてくるのでした。

 

なぜ感情が動くのか?

 

ただ、どうしてその同僚に対してこんなにイライラしてしまうのか?について内面を観察してみると、ここには前職での経験が大きく影響していました。前職では、何か失敗や抜け漏れをするたびに罵声を浴びせられ、怒鳴られ、苦虫を噛み潰したような顔をされ、そんな日々がずっと続きました。毎日毎日怒られないように、失敗しないように、抜け漏れがないように、ビクビクしながら必死に必死に逃げずに頑張ってきました。

 

そんな体験があったからこそ、目の前で抜け漏れだったり、簡単な確認作業で防げるようなミスを見ると、「私はあんなに辛い思いをして一生懸命ミスをしないように頑張ってきたのに!!そんなミスを連発するなんて許せない!!」と感情が動いてしまっているようなのです。

 

ただ、この怒りの奥には、結局は、「他人から叱られるのが怖い」という感情が見えてきます。そして、僕が同僚の仕事ぶりに対して勝手に「無責任な仕事をしているように思えてしまう」と思ってしまっているのです。僕が勝手に思っているだけなんです。

 

怖い中、自分の本音を伝えてみた

 

そして今日、例の同僚がまた抜け漏れのある仕事をしてきたので、もう耐えられなくなって、感情が動いてしまって、怖いけど自分の思っている本音を伝えてみることにしたんです。正直、怖かったです。

 

同僚に対して、「僕はお客さんから怒られるのがとても怖いと思っていること」「抜け漏れがあると、無責任な仕事をしているかのように僕が勝手に思って感情を動かしてしまっていること」「こんなふうに感情が動くのは、僕が前職でいじめられてきたことが背景にあること」「僕が前職で周りから受けてきたような対応は同僚に対してしたくはないと思っていること」「ただ、僕の感じていることを聞いて欲しいから告白したこと」。そんなことを正直に告白してみました。

 

同僚に告白するのは、相手にわかってもらうためではなくて、自分の気持ちに嘘をつかないこと、自分という存在を大切にするために告白する、という意図がありました。

 

同僚に対する怒りがスッと消えて、関係が深まった

 

そんな僕からの告白を聞いた同僚の反応は驚くべきものでした。

 

「言ってくれてありがとう。嬉しい」

 

という反応だったんです。本当にびっくりしました。そして、僕の言葉にしっかりと耳を傾けてくれました。本音を語る途中に若干泣きそうでしたが、全部言葉に出したことでとっても気持ちが楽になりました。

 

そして不思議なことに、本音を伝えて、それを聞いた相手から返ってきた反応を見るのと、話をしているうちに一気に心がほぐれて、今まで以上に同僚との信頼関係が深まった感覚が出てきたのでした。今日はテレビ会議で話をしたのですが、テレビ会議を切った後、部屋で一人僕は号泣していました。

 

なんの涙なのかはその時、よくわからなかったのですが、とにかく泣きたかったので泣きました。気持ちをわかってくれた嬉しさと、本音を伝えたことへの恐怖から出てくる涙だったんじゃないかと、今は振り返ってみて思います。

 

心が今までと違う反応を示すようになった

 

そして、その夜、同僚から上がってきたアウトプット物をみると、またそこには抜け漏れがありました 笑

でも、全然怒りは出てこなくて、むしろクスッと笑ってしまって、その上「あの人なりに一生懸命やってくれたんだな、ありがとう」という気持ちが出てきました。

 

こんな風に、本音を伝えるというのはとっても怖いけれど、とっても人生が変わる行為であることは間違いありません。今日は素晴らしい体験ができて僕は本当に幸せでした。

 

次は、あるお客様に対して本音を伝えたいと思っています。

 

打ち合わせ中に僕をいじってくるのですが、いじり方に愛がないというか、人を見下しているかのような発言(僕はそう感じています)をする方がいます。その方が次、そうした発言をした際には、いつも通りにっこりと笑ってやり過ごすのではなくて、「それは冗談で言ってるのかもしれませんけど、僕はすごく傷付きますし、悲しいのでやめてください」と誤魔化さずに伝えたいと思います。

 

今日も素晴らしい1日をありがとうございます!!