僕の師匠は凄腕ヒーラー

自信を持てなかった僕に多大な変化をもたらした凄腕ヒーラーからの最高の教えと個人的な気づきを共有します

苦手な人は自分の師匠。自分の癒えてない傷に気づき感情を認める

「なんであんな言い方するんだろう」とか「なんであんな振る舞いするんだろう」という感じで、イライラモヤモヤ、翌日になってもモヤモヤ。。そんな体験って誰にでもありますよね。僕も数日前、仕事の中で感情がぐわああーと動くことがありました。

 

会社の同僚であるZさんと話していてそんな体験をしたのですが、感情が動いた時は自分がどんな価値観を持っているのかを分析したり、自分の中にある癒やせていない傷を見つけるチャンスです。今回は、日常のイライラモヤモヤをきっかけに自分の中にある恐れや不安、まだ癒やせていない傷を整理していく話です。

 

「なんかあの人嫌!」な人は、自分の中に終わらせる事ができていない心の傷があることを教えてくれている

 

Zさんとの件があってからは、僕はいつもの習慣で、

 

「ああ、こんなに感情が動くのは久々だわ。。自分の中に終わらせることができていない傷があるんだなー、Zさんのどこがそんなに嫌だったんだろうなー」

 

とここ数日考えていました。すると、ふと思い浮かんできたのは、Zさんの立ち振る舞いや言動が、前職で辛かった経験とかなり重なるっぽい、、という事実でした。

 

というのは、僕は前職では毎日ひたすら怒られ叱られ続けて、それはもう、心身ともにボロボロの状態で自己否定と自己非難の毎日でした。そんな生活を四年半続けていた暗黒時代当時、僕を叱り怒鳴り散らしていた、風当たりが強かった上司や同僚たちの物言いや言動、振る舞いがZさんのそれととても似ていたのでした。

 

この事実に気づいただけでもかなりの収穫なような気がしたのですが、一方で僕が前職を辞めてからかれこれ3年半程度が経過しているので、やはり心の傷は根深く残ることを実感...汗

 

そして冷静な心で考えてみると、Zさんの言動にこんなにも自分の心が反応しているということは、Zさんは僕の終わらせる事ができていない心の傷、そして手放す事ができていない不要な価値観を持っていることを教えてくれる、師匠的な存在なのかあーと思えたりもしてきました。(もちろん、Zさんと向きあってコミュニケーションしている時間はとてもしんどいですが。。。)

 

他人のどんな言動が心に引っかかったのか? 

この今の状況は、自分の内面を観察し、向き合い、癒えていない傷を癒すことで、もっともっと自分が心穏やかに生きるための、自分にとっての本当に大切で貴重な機会なわけです。そんなことを思った僕は、じっくり内面と向き合ってみようと考え、その手始めにまずはZさんの言動や振る舞いを整理してみました。

 

<僕からみたZさんの言動や振る舞い>

・Zさんは仕事ができるし、ロジカルに考えられる人物である(と僕は思っている)

 

・僕のできていないことをできていないと指摘して怒り始めるところがある(怒っているように見える)

 

・顔がちょっと怖い(と僕は思っている)

 

・「こうしろ」「ああしろ」と、自分がアドバイスを求めていないにも関わらず干与してくる

 

・考えてわからないんだったらすぐに聞いて と言ってくる

 

・自分の中にある仕事の常識や基準を僕に求め、押し付けてくる

 

・僕がどうすればいいかわからなくて相談すると、「もっと考えてから質問してほしい。わからないと言って質問してくるんなら土屋さんがお客さんの窓口に立ってる意味あるの?」と怒り始める

 

・ものの言い方がキツい(と僕は思っている)

 

 ・僕から質問をするたびに否定されたり、僕から意見を言う度に言葉を遮られたりして、自分の意見を聞いてもらえない。Mさんが一方的にどんどん話しをする状態

 

・夜22時を過ぎても平気で打ち合わせ、雑談を続ける

 

・自分が頑張った分だけ稼げると考えている

 

・目標がないと人生が楽しくないと考えていて、「目標を見つければもっと楽しくなるから見つけたらいいのに」と考えを主張してくる

 

・自分が自己開示して自分の思っていることや考えを話したときに、それに対する共感が一切なく、「その姿勢、考え方はもったいない」だとか「こうしたらいいのに」という意見をぶつけてくる

 

僕からみたZさんの言動や振る舞いはこんな感じになりました。

 

 

こうやって書き出してみると、前職で僕が経験して心身ともにボロボロになっていた当時の上司や同僚と本当によく似ているなと実感できました。当時と違う点といえば、「罵声を浴びせてこない」「たまに褒めてくる」「労いの言葉をポツポツかけてくれる」というところでしょうか..笑  

 

Zさんと話をしているときに自分がどういう状態になっていたかを思い返してみると、前職の時に何百も体験してきた「頭の中に白いモヤがかかったような感じになって思考がフリーズする、耳から日本語が入って来なくなる」という感覚に、一瞬襲われて懐かしい感じがした、、、なんていう状態だったことも思い出されました...苦笑

 

どんな気持ちをわかってもらえなくて悲しくて辛かったのか

 

また、 Zさんの言動を書き出してみたことにより、「なるほど、自分はZさんのこういう部分が嫌だったんだな、気になったんだな」ということもより見えてきました。次は僕自身が何が嫌だったのかを明らかにするために、Zさんのどんな行為に自分は何を感じていたのかを書き出してみます。

 

<自分の感情>

・自分の思っていること、考えていることに耳を傾けてもらえなくて、話を聞いてもらえないことが、自分の意見を尊重してもらえていないように感じて、自分の存在を大切にされていないように感じて悲しかった

 

・これ以上できないレベルで毎日仕事を頑張っていて、それでも手が回らないという自分の状況を理解してほしかったけど、そんな状況や自分の話を聞いてもらえなくて理解してもらえなくて悲しかった

 

・Zさんの求める基準に対して僕が至らなかったとき、それに対する指摘の表現や伝え方がキツイように感じて、責められているように感じて悲しかった

 

 ・Zさんのものの言い方が風当たりが強いように感じられて、相談するたびに毎回それを感じるから、何か相談したい事があっても、また同じように言われるのが億劫に感じて、心理的に関わりたくないと思い始めた

 

・僕に仕事の依頼をしたZさんが、僕の対応の仕方に怒り始めるなら、そもそも依頼をするときに自分が求める基準や注意事項を事前に共有してほしいと感じて腹が立った。自分が一方的に責められているような印象を受けて悲しかった(一緒に担当しているお客様に対して、問い合わせに対しては1時間以内に返事を返してほしい という指摘を受けた)

 

・夜遅くに社内mtgを開催して、そのmtgの中で雑談や関係のない話をして、mtgの時間を伸ばされる行為がとても嫌で腹が立った。僕の大切な時間を使っていることを一切無視して、配慮が全くされていないようで悲しかった。

 

・相談したときに、タスクに対して僕が抱えている感情や状況を一切聞くことなく「自分で考えて行動して」という突き返すような反応の仕方が、自分の思いや困っていて苦しい状況を理解してもらえなくて悲しいと感じた

 

・自分が忙しくて手が回っていないことについて「できてない」と指摘されるだけでなく、あたかも僕が全く知らない、考えてないかのように、「こういうパターンはこうすべき」「土屋さんにはこういうところがある」と正論を振りかざされることに腹が立つ

 

と、Zさんとコミュニケーションを取る中で僕が抱いていた感情はこんな内容でした。ここまで書き出してみると、なぜ自分があんなにイライラ、モヤモヤしていたのかがより鮮明に見えてきました!

 

自分はどんな価値観/考え方「〜すべき」「〜しなきゃいけない」「〜した方がいい」を持っているか?

 

 続いてここからは、僕がどんな価値観/考え方「〜すべき」「〜しなきゃいけない」「〜した方がいい」を持っているかを整理することで、どんな価値観/考え方に反する行為をZさんがしたから、僕の感情が動いたのかを明確にしたいと思います。

 

<自分が持っている価値観/考え方>

・他人の意見には尊重して耳を傾けるべきだ

・他人の頑張りや努力は認めるべきだ

・相手を不快な気持ちにさせないように、モノの言い方には気をつけるべきだ

・他人に仕事を依頼するならば、求める成果を明確にするために事前にアウトプットの形を明確にして依頼側から伝えるべきだ

 mtgでは、関係者の時間を奪わないように要件を的確に話すべきだし配慮すべきだ

・人は感情で動く生き物だから、正論を振りかざすのではなくて、相手の気持ちを尊重してコミュニケーションをすべきだ

 

こうやって書き出してみると、自分がどんな価値観を持っているか、よりはっきりと見えてきます。これらは単に僕にとっての常識であり、当たり前に「すべき」と思っているルールです。しかしもちろん自分だけのルールですので、皆が同じように考えているわけではありません。

 

人はこうした自分独自のルールに反する行為を見た時、それが許せないと思って感情が動くんですよね。

 

自分の気持ち、本音を伝えるとどうなりそうで怖かったのか?

 

さて、冷静に考えてみれば、Zさんとのコミュニケーションの中で、僕はその場で自分の気持ちを伝えることもできたはずですが、それをできずに自分の中に溜め込んでしまったからイライラモヤモヤしてしまったわけです...汗

 

そこでここからは、「どうして自分の気持ちを伝えることができなかったのか、本音を言うとどうなりそうで怖かったのか」を整理していきます。自分が怖がっていること、不安視していることを整理することで、自分の中の癒す事ができてない感情(インナーチャイルド)、どんな思いがあるのかを明らかにします。

 

<どうして伝える事ができなかったのか?自分の気持ち、本音を伝えるとどうなりそうで怖かったのか?>

 

①自分が忙しいことや状況を伝えた時にZさんから「あなたの努力不足でしょ?努力不足のあなたが悪いんでしょ?」と言われそうで怖かった

 

②夜遅くのmtgで「雑談はやめてください」「もうこの話は終わりですよね?」「もう話すのはしんどいしやめたい」と発言すると、他のメンバーから「こいつは空気が読めない奴だ」「話のわからない奴だ」と思われて冷たい目で見られそうで怖かった

 

③Zさんに助けを求めたときに「そのくらい自分でやれ」「そんなこともできないの?」「こいつは能力の低い奴だ」と思われそうで怖かった

 

④何か質問や自分の意見を主張した時に、前職のように「お前はほんまにアホやな」だとか「そんなこともわからないの?できないの?」と言われたり、苦虫を噛み潰したような表情をされそうで怖かった

 

⑤自分の意見を行った後にそれに対する意見が相手から返ってきて、その意見に対してどう答えたらいいかがわからず、僕の頭の中が真っ白になって論破されて自分が惨めな思いをしそうで怖かった

 

と、こんな感じになりました。書き出してみて思ったのは、共通してどれも「過去のあの辛い体験をもう2度としたくない」という怖れが根底に流れていて、僕はそれを引きずっているということでした。過去に体験した怖れが僕の中に残っており、もう2度と同じ体験をしないように、防衛反応として、無意識のうちに僕の心が反応して感情が動いていたわけです。

 

どんな体験から怖れを持つことになったのか?

 

ここからは、書き出した①〜⑤を持つことになった原体験、つまり自分が怖れを持つことになった体験を整理することで、自分がどんな体験をきっかけにそうしたインナーチャイルド(抑圧され癒やされていない感情)を抱えることになったのかを見ていきます。現時点で思い当たる体験を書いていきますが、この部分はまた時間が経つにつれて芋づる式に思い出したりして、後々変わっていくのかもしれません。

 

中学時代、囲碁のプロ棋士を目指して頑張っていたり、受験勉強を頑張っていた当時、一日13時間毎日勉強したり、少しでも勉強時間を確保するためにお風呂を2日に1回にして頑張ったりしていた。それに対して父親は「プロになったり東大に入るような奴は1日15時間以上はやってるわ」と一言言い放って、その発言を聞いて僕は、自分はどこまでいっても努力不足なんだと思うようになった

 

小学生時代、仲良く遊んでいた友達が複数人いたが、囲碁のプロ棋士を目指し始めた僕は囲碁を打つ時間を確保したくて、友達の誘いを断るようになった。そこから「ノリが悪い」だとか確か何かを言われて、友達の輪に入りづらくなった??みたいな体験があって悲しかった(あんまり思い出せない)

 

中学時代、必死に必死に努力しても野球が上手くならなかった。周りからは「なんでそんなに努力してるのにできないの?」「何をやってもダメだな」と言われたり、馬鹿にされたりした。「自分は能力の低い無価値な人間なんだ」と思うようになり、自分に絶望して心身ともにボロボロになって自信を失った。

 

中学時代、体育祭での応援の振り付けを僕だけ一向に覚える事ができず、周りの子から僕だけ外されて一人だけ個別で隅っこで特別指導をさせられる経験がとても恥ずかしかった。中々覚えられなかった僕は、教える側の先輩から「もういやー」だとか言われて教える側の担当がコロコロ変わったりして、すごく悲しかった。自分は物覚えが悪い、頭が悪いと思うようになった。

 

新卒入社した会社で、ひたすら尊厳を否定する罵声を浴びせられ続けたり、相談や打ち合わせをするたびに苦虫を噛み潰したような目見てくる人がいて精神的に参ってしまった。細かく文字にするのは控えるが、精神的に本当に病んでいた。

 

新卒入社した会社で、「こいつはアホだ」「お前はバカだ」「考え方がおかしい」などと散々言われ続けた。何か相談や質問、考えを伝える度に全て否定される、突き返される、聞く耳を持ってもらえない、それがとても辛かった。話しかける度に嫌な顔をされるし怒鳴られるから上司や同僚が怖かった。

 

もちろんこうした過去を思い出して悲観的になる必要は一切ありません。このような体験を通じて傷ついた自分の感情を癒すことなく、無意識下でそのまま抱えているからこそ、今回Zさんとのやりとりの中でこれらの感情が無意識に反応して、僕の感情がぐわああーと動いて不安や怖れが出てきたわけです。

 

過去を引きずる必要はない。辛かった体験を癒して次のステージへ進む

 

しかし、過去の経験をずっと引きずる必要は一切ありません。もう過去の体験は過去の体験で、終わらる、辛かった体験を引きずるのはもう終わらせる、と自分で決めていいです。

 

まだ癒やされていない抑圧された感情(インナーチャイルド)を癒すためのワークとしては、これらの辛かった当時の体験を思い出して、ありありと当時の感情に浸り、辛かった自分をヨシヨシと慰めてあげること、そして僕にひどいことをした人たちにイメージの中で出てきてもらって、彼らに当時言いたかったことを思いっきり言う事、伝えるというものがあります。

 

このワークは以前したことがあり、それはもう涙をボロボロ流しながら取り組んだので(以前ブログで書きました)、自分の中では結構癒やせていたつもりだったのですが、まだまだ傷が言えていないんだな。ということが今回わかりました。

 

どういう体験から怖れを持つようになり、そしてどんな心の癖(出来事に反応してしまうパターン)を現在抱えているのかをここまでの書き出しを通じて客観視できたので、今回の書き出しワークは非常に有意義だったと思います。

 

安心安全の世界へと進み豊かさを手に入れるための次の宿題

 

僕にとっての次の宿題は下記の通りかなと考えています。

  1. インナーチャイルド(抑圧されて癒やされていない感情)が出てきたときに、過去の辛い体験を思い出して、寄り添って感情を癒すワークをする
  2. 自分が怖くてできないこと、やりたくないことをやる

 

1については、インナーチャイルドが出てきて不安や怖い気持ちでいっぱいになったタイミングで随時取り組むとして、直近やりたいのは2です。

 

2をやるのは、これをやることで「あ、やっても大丈夫なんだ」「あ、言っても大丈夫なんだ」「あ、自分は愛されてるんだ」と自分の視界が開け、怖れが外れ、枠が広がるので、心穏やかな安心安全の世界へとまた一歩自分が進む事になります。そこでここからは、自分が怖いこと、やりたくないことを書き出してみます。

 

<怖いこと、やりたくないこと>

・「自分の意見や考えを聞いてもらえなくて悲しい」とZさんに伝える

 

・「正論ばっかりぶつけてこないでください。僕の感情にも配慮してほしい」とZさんに伝える

 

・Zさんに「できません、助けてください」と言って仕事を依頼して僕は遊びに行く

 

・夜の打ち合わせ中に雑談が始まったら「要件は終わりましたよね?それなら僕はここで抜けます」と言ってmtgを退室する

 

まだ出し足りないような気もするのですが、今思いつくのはこんな感じでしょうか。これらをやることで、また一歩安心安全で豊かな世界へと近づけるはずです。やりたくないことですけど、やりたいことではあります 笑

 

まとめ

 

昔、尊敬する師匠からこんなことを教えてもらいました。

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大抵の人は、本音を伝えるのが怖いから相手に言わなくていいように、相手に本心を確認しなくていいように、自分で勝手に解釈して自分が怖い思いをしないための理由づけ(あの人は私のことが嫌いなんだ、とか、私はどうせ◯◯なんだ、とか)を勝手にしているだけ。

 

豊かになりたい、人生を幸せに生きたいと思うなら、それが一番ダメなことであって、相手に対して勝手に「こう思われているからきっとこうだ」という勝手に解釈して拗ねるのはやめる必要がある。

 

自分の感情や気持ち、衝動といった自分の中にあるものを否定したり、無くそうとしないこと。自分で自分の感情を認めて、自分の気持ちに寄り添うこと。納得してないから自分の中に怒りや、不満が湧いてくる。そして相手に伝えなかったら、「こういう振る舞いをしても大丈夫なんだ」と無意識に思われてしまう。

 

だから、本音を伝えることがとっても大事。そして、勝手な思い込みをやめること。本音を言えていないというのは、本当の自分を出すことによって嫌われるのが怖いということ。自分が怖くて出来ないことをやっていく。安心安全の世界で生きるには それをやっていけばいいんだよ。

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この師匠の言葉にもあるように、自分の感情を認めて、相手に本音を伝えること。これが本当に大事です。そしてそれをする前段階として、今回取り組んできたように、自分が他人のどんな行動に引っかかっていて、それはなぜ引っかかったのか、どんな癒えていない感情を抱えているのか、そして自分がどんな本音を持っているのかを細かくみていきました。

 

今回のこの記事は、かなりの長文になりました。数日間にわたって自分の中にある思いや感情を文字にして整理してきましたが、僕にとっては本当に価値のあるものになったと感じています。引き続き、心のお稽古を続けながら豊かで安心安全の世界へと進んでいきたいです。

 

Zさんに自分の本音を伝えてどうなったか、についてはまた今後実行した上で、記事にしていきたいです。