決めること、決断することに時間がかかってしまい思い悩む人は意外と多いかもしれません。「もっと良い選択肢はないだろうか...」「やっぱりこっちの方が...」と決める前にゴニョゴニョと頭の中で考えて悩み続けるわけです。
実は僕もそうしたタイプの人間の一人なのですが、こうして長い時間考え悩むという行為が無自覚に日常化している人は、この状態こそが極めて自分の人生をいきづらくしている原因であることに気づいていないかもしれません。
今回は僕が学んだ「決断する」という側面から日常の悩みを解消して人生が楽になる方法をご紹介します。
頭を使う、考えるという行為でたくさんのエネルギーを消費してしまう
そもそもなぜ長時間考えたり、決断を先延ばしにすることが生きづらさにつながるのでしょうか。まずはこの点から整理していきたいと思います。
まず、人間は誰しも1日に使えるエネルギーが限られており、無尽蔵に使えるというわけではありません。一方で、考えるという行為にはたくさんのエネルギーを使います。そのためどうすべきかと決断を先延ばして考え悩んでいると、決断するまでの間ずっと頭が動いていることになりますよね。
「これもしなやきゃ、あれもしなきゃ、でもこっちを選択したらこうなるからな」、みたいに、休むことなく頭の中が動き続けているわけです。そんな状態ですから、エネルギーを消費し続けてだんだん疲れてきて、そのうち考え決断すること自体が億劫になってしまう、というわけです。
そして極め付けには、思考がネガティブになってしまう & 決断できずに終わってしまいます。そんなわけで、例えば期限を決められりしないとなかなか動けないわけですね。
その上決断を先延ばしにするというのは長い時間考えて悩んでいることになりますから、決断することができない人、遅い人は日常の中でしんどいと感じる時間が長いと言っても過言ではないでしょう。
これが決断を先延ばしにすることが生きづらさにつながる、というカラクリです。
決めたらもうそれ以上振り返らない、考えない、だから悩む必要がない
さて、僕には尊敬する人生の師匠がいるのですが、師匠は「決断する」というテーマで次のように語ってアドバイスをくれました。
師匠:仮に決断をして、後から「やっぱり無し」とかはしない。結局頭を動かしたら次動くときにエネルギーが残らなくて本当に動けなくなる。それでどっちを選んでいいかわからないとなってしまう。脳も体もうエネルギーで動けなくなる。
師匠:そして「直感」や「ふと思ったこと」は神様からのサイン。なぜなら「直感」や「ふと思ったこと」というのは、そこに思考やエゴを通してない、損得勘定が入っていないあなたの心が求めている声だから。だから「直感」や「ふと思ったこと」は絶対正しくて、「○○してみようかな」とか「○○にいきたいな」と思ったら、それをやった方がいいんだよ。
師匠:でも、そうした「直感」や「ふと思ったこと」に対して、「やっぱ雨が降ってるしやめようかな」とか「やっぱ明日○○があるからなあ」って考えてはいけないよ、そうしたことはストップさせた方がいい。思考をいれる、つまり考えたら動けなくなってしまうからね。
頭の中で喋ってるわけさ。ずーっと
師匠:あなたは決断するのが遅すぎるからしんどいんだよ。すぐに決断するのが大事!そして決めたらそれ以上考えないし悩まない。そしたら人生がとても楽になるよ。何にも決断できてないから頭が動くんだね。私の場合は朝起きてどこかにいきたいと思ったらどこかにいく。
師匠:明石家さんまが前こんなことを言ってて素晴らしいって思った。スーパーに行って目に入ったものをカゴに入れて食べるんだって。それはたくさんの商品が並んでいる中で自分の目に入ってきたということは、体が欲しているサインだから、目についたものを食べるんだって。これは頭を使うんじゃなくて自分の「直感」「ふと思ったこと」をそのまま実践している良い例だよね。
師匠:だから、決めたらもう考えない。だから悩むこともない。それがあなたが普段から悩んでいる原因になってるから、早く決断してそれ以上は何も考えないし悩まない。そしたらずっと人生が楽になるよ。
まとめ
と、こんな風にアドバイスを僕は師匠からもらったのでした。振り返ってみれば、どこかに遊びに行く時のプランをどうするかで悩んだり、実家に帰るかどうかで悩んだり、仕事の進め方で悩んだり、と、僕の日常の大半は悩んでいる時間が占めているような気がします。
早く決断して決断した後は振り返らない、考えない、悩まない。
ふと頭に浮かんだものを食べる、ふと頭に浮かんだものをやってみる、あれこれ考えず決断する。後は何も考えない。
こうした実践を重ねてしていくことでもっと人生を楽に生きていけるようにしたいです。決断できないことで色々と悩んでしまう人生から卒業できたら最高ですよね!!