僕の師匠は凄腕ヒーラー

自信を持てなかった僕に多大な変化をもたらした凄腕ヒーラーからの最高の教えと個人的な気づきを共有します

人に会うのが億劫な理由がわかり驚愕した件。人生がまた開けました。

「怖いからそれは絶対やりたくない」「それをやるなんてあり得ない」。まさにそんなことをやると人生が開けます。今日はそんなお話です。

 

なぜだかわからないけど人に会うのが億劫だった

「お盆で親戚がうちに来るんだけど億劫な気分になる、会うのやめようかな」そんなことを師匠と話していたところ、別に苦手な人でもないのになんでそんな気分が出てくるんだろうね?という話になりました。

(師匠は精神面、経済面で超豊かな人物で、日々僕に助言をくれています)

 

そこで自分でも不思議に思ったので内面を見てみると、「楽しませられるような会話ができるだろうか...」「つまらないやつと思われるのが怖い」、「がっかりされるのが怖い」という恐れがあることに気づきました。

 

これらの言葉を一言でまとめると、「他人から期待されているような気がしてならなくて、その期待に応えられる自分かどうか不安」という怖れでした。この言葉だけ聞いたら意味わかんないですけど、僕の場合はそうした怖れがずっと心の奥底に存在しているのでした。

 

父親から認められたいという欲求が億劫の原因だった

この話を聞いた師匠は、次のように語りました。

 

師匠:「お父さんから認められたい」という気持ちがあなたはすごい強いんだと思うよ。お父さんに認められたいから、お父さんのいうことを聞いて辛い野球も子供の頃耐えてたと思うし。

 

師匠:けどそれがうまくいかなくて辛さだけ残って、かつ、嫌だったのに我慢してお父さんのいうこと聞いて練習してたのに、そのやり方も実はうまくいく方法とは真逆で全然だめだったってあなたは昔言ってた。だから、やり場のない怒りが残ったんじゃないかな。

 

師匠:単にお父さんに認めてほしかった、褒めてほしかった。それで頑張ったけど欲しい答えはもらえないし結果もでなくて、それで自己肯定感だけが下がった。

 

自分:なるほど。。まさしくそうかもしれません。お父さんとの過去の思い出を振り返ると、やっぱり怒りが湧いてくるんですよね。お父さんに褒めて欲しかったって思ってた自分にも腹が立ってくるわけですが。。

 

師匠:それでお父さんにがっかりされたって心の奥底では思ってるんじゃないかな。野球で結果をだせなくて、お父さんが自慢に思うような息子として結果を残したいっていうプレッシャーが常にあなたの根底にあるんだと思う。

 

師匠:年上の男の人と話すのが苦手ってあなたは前に言ってたけど、それは常に「お前は俺の期待にこたえららるような男なのか?」って無意識に自分が品定めをされている感じがして苦しいんじゃないかな。

 

師匠:年上の男の人をお父さんに重ねて、あの時お父さんにがっかりされた、がっかりされたくない、だから期待に応えなきゃいけない。そんな心理が働いているから、常に緊張して、結果を出さないといけない、良いところをみせないといけない、ってなってるんじゃないかな

 

師匠:つまり、年上男性が苦手なのではなくて、年上男性を目の前にすると、お父さんが自慢に思うような息子として結果を残したいっていうプレッシャーを無意識のうちに感じてしまって、それが苦しさにつながっているということだよ。

 

自分:・・・・・・・。

 

そんな風に師匠から言われた僕は唖然としました。そして非常に上手く的を得て表現されて驚いたのでした。頭は追いついていなかったのですが、心は師匠の言葉にかなり反応していたようで、会話の途中になぜだかわからず涙がこぼれました。

 

小学校・中学校と一生懸命取り組んでいた野球での悔しい挫折体験が、そんなにも僕の人生に影響を与えていたこと、そして父さんに褒められたい、認められたい、という欲求を自分がずっと抱えて生きてきたことに僕は無自覚だったのです。

 

僕は会ったり話したりする相手が男性の場合、いつも相手に「自分が価値を与えられるかどうか」「価値のあるやつだと思ってもらえるかどうか」で不安になる癖があります。なので毎回会う前には、大抵質問することや会話の内容を考えているのですが、不思議と相手が女性の場合はこうはなりません。

 

そして過去を振り返ってみれば、誰かが見ているところではいつも緊張して力が出せませんでした。部活の試合だったり、年上男性が上司になった場合には無意識に湧いてくる怖れ(どう思われてるんだろう、役に立ててるんだろうか、期待に応えられるんだろうか)、などなど。

 

バンジージャンプ怖くて絶対にやりたくないことを自らあえてすること飛びなさい

師匠:やっぱりお父さんだね!!お父さんとゆっくり明日は話しましょう。

 

自分:え、、、、何を話すんですか!??

 

師匠:お父さんがあなたをどう思ってるのか聞くんだよ!あと、野球教えてくれてた時とかどう思ってたか。癒すには話すしかないんだよ。お互いお盆休みだから時間があって話せるでしょ。

 

師匠:バンジージャンプ怖くて絶対にやりたくないことを自らあえてすること)を飛びなさい。

 

自分:そんなの父さんに聞いてどうするんですか!?

 

師匠:聞けばあなたの人生を生きづらくしてる思い込みが取れるはず。なぜなら、「がっかりされてる」「期待にこたえられてない」はあなたの勝手な思い込みだからね。

 

自分:・・・・・・

 

師匠:だって、実際どう思ってるのかは本人に聞いてないじゃん。

 

自分:僕は「すっごく辛かった」って父さんに話せばいいんでしょうか。。。親の前で泣きそうで怖いです、、、、というか、多分泣くと思います。

 

師匠:バンジージャンプしなさい。

 

自分:バンジージャンプですか。。。

 

師匠:やるしかない。怖いはゴーサインだよ。

 

土屋:何を話したらいいんでしょうか。。僕が話したくないことを話したらいいんでしょうか。。

 

師匠:まずお父さんは僕のことどう思ってるの?とか、お父さんを責めるんじゃなくて本音を言うことだよ。がっかりされてるんじゃないかとか、期待されてる息子になれなかったんじゃないかとか、そうした不安があるとかね。

 

師匠:お父さんに認めてほしくて褒めてほしくて頑張ってきたところがあるとかを言えばいいんだよ。それを伝えればいい。お父さん一回話したいことあるんだ。聞いてくれる?って

 

自分:まさにバンジージャンプ。。。それはやりたくないですね。。。怒りを伝えるわけじゃなくて、自分が感じてた不安を伝えるってことですよね?

 

師匠:うん。

 

自分:ただ、これは師匠がうまいこと言語化してくれましたけど、僕の中ではまだ整理できてないんです汗。けど、なんか涙出てきているのでドストライクだとは思います。なんかよくわかんないけど涙が出てきてるんです。頭が追いついてないんですけど、師匠の言葉に心は反応してるんです。

 

師匠:怒りは単に自分が欲しかった言葉をお父さんがくれなかったから、悲しくて怒りに変わっただけだよ。すごい長い間かかえてた気持ちだから頭ではわからないよ。溢れだしてきてるものそのまま出してあげたらいいよ。

 

自分:何を話したらいいかやっぱりわかりません。。。

 

師匠:それは頭で考えてるから気持ちを伝えるのに頭はいらないよ。お父さんの前で突然泣くとこからでもいいじゃん

 

自分:バンジーやわそれ。。。。絶対やりたくないやつだわ。。

 

師匠:父さんに伝える!バンジージャンプ飛んだだけ人生変わるよ!

 

頭で色々考えてもダメ。必要なのは覚悟を決めること。

師匠に助言をもらったからといっても、やはりすぐには父さんに本音を打ち明けられるわけではありません。翌朝考えて見たものの、やっぱり何を話していいかわからず、カフェに行って書き出しをして頭の中を整理することにしました。

 

不思議なことに、カフェで考えを文字にしているだけでも心がやっぱり反応しているようで、自然と涙がこぼれてきました。

 

それでも、うーん、やっぱり何を話していいかわからない。。。この状況を師匠に伝えたところ、

 

師匠:頭で考えなくていいよ。その行動はもうズレてるよ。必要なことは整理じゃなくて、逃げることをやめて覚悟を決めることだよ。

 

自分が父親と話す準備をしているようで、実は逃げてるだけだったことを悟った僕は、カフェにいても何も変わらないことを知り、父さんと話すためにカフェを出て家へと戻りました。

 

バンジージャンプが怖すぎて飛べない。。

 

家に帰ってくると、父さんはリビングのソファーに座って高校野球の中継を見ていました。しかし全然話しかけられない!!!ひと声をかけるだけなのに、怖すぎる。。

 

キッチンの時計に目をやり、あの時計の秒針が12になるまでに話しかけよう!そう思ってみるものの、どうしても声が出ませんでした。。

 

この恐怖がどこからきているのかは当時あんまりわからなかったのですが、今振り返れば、「受け入いれてもらえないかもしれない」「父さんに拒絶反応をされるかもしれな」「また否定されるかもしれない」という、無意識下で自分が思ってることから起因する怖れだったと思います。

 

お父さんに辛かったこと、悲しかったことをわかってもらえないと思ってるから怖さが出てきていた、ということです。そして、親の前で泣いてしまうという恥ずかしさ、父さんにがっかりされた現実を直視する恐れ等があって、とにかく怖かったんです。

 

師匠はまたこんな風にもアドバイスをくれていました。

 

師匠:話すことで何かが変わるとか、お父さんにわかってもらえるっていう期待は全部手放しておくこと。変わらなくていい、わかってもらえなくていいって思っておくことが大事だよ。

 

師匠:なぜなら、自分にあったその気持ちをただ伝えることが目的だからね。本音を言えば、心が癒えるからね。

 

父さんは思いも知らぬことを思っていた

覚悟を決めて僕は父さんに声をかけました。

 

「お父さん、ちょっと話したいことがあるんだけどいいかな?」

 

勇気を振り絞って僕は父さんに声をかけました。

野球を見ていた父さんは、僕のただならぬ真剣さを感じ取ったのか、テレビを切って、僕が座っていたキッチンテーブルの向かい席にやってきて腰掛けました。

 

僕は何から話したのかはあんまり覚えていませんが、やっぱりいきなり涙が溢れてきました。声が震えました。

 

お父さんにがっかりさせたと僕は思ってた。

 

努力しても野球で思うように打てなかったこと。

 

友達から馬鹿にされてたこと。

 

悔しかったこと。

 

14歳の冬に毎日一人で隠れて泣いてたこと。

 

お父さんを恨んだこともあったこと。

 

32歳になった今もそれが心にずっと残ってて苦しかったこと。

 

お父さんから褒められたかったこと。

 

お父さんから認められたかったこと。

 

お父さんの期待に応えたかったこと。

 

がっかりさせてしまったんじゃないかという不安で怖かったこと。

 

立派な男になりたくて、認められたくて、異常なまでに仕事を頑張ってきたこと

 

 

 

お父さんに泣きながら話しました。

 

そして僕が野球を頑張っていた当時、父さんは僕のことをどう思っていたのかもおそるおそる聞いてみました。すると驚いたことに、なんと父さんは、全然僕に対してがっかりしていなかったのです。

 

父さんは、僕が野球で活躍することよりも、最後まで残っていつも一人ゴミ拾いをしたり、片付けをしっかりやる姿が嬉しかったと言っていました。そして、子どもたちのサポートをできるだけで幸せだったと言っていました。

 

そして、僕が打てなかったことに対して、

「一生懸命頑張ってたのは見てたから知ってる。でも一流のプロでさえもたった3割しか打てない。だから毎回思うように打つこと自体そもそも難しいんだよ」と言いました。

 

お父さんが当時思っていたことを聞くと、僕はすごく楽な気持ちになりました。最初から、がっかりさせたと思っていたのは僕の「気のせい」だったのでした。そう、勘違いだったのです。

 

最初から父さんはがっかりなんてしてなかったのでした。この「気のせい」に、僕は32歳になった今まで苦しめられてきたのでした。。

 

まとめ

 

さて、今回はずっと自分が感じてきていた「人に会うのが億劫」という根本原因が、実は過去に自分が身につけた「親にがっかりされた」という気のせい、勘違いに起因するものだったという話をしてきました。

 

「気のせい」でずっと人生を苦しんできたなんて、馬鹿みたいな話ですよね笑

でも、父親に本音を打ち明ける前の僕は、「親にがっかりされた」というのは本当に真実だと思っていました。事実だと思っていました。

 

その考えがガラッと変わったのも、怖くて嫌だったけれど、本音を相手に打ち明けたからこそです。改めて、本音を相手に伝えることの大切さを実感しました。

 

こんな思い込み、勘違いをこうやって一つずつ外していくことで、もっと軽やかに楽しく穏やかに人生を楽しんでいけたら最高ですよね。